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記入者: 野村明史担当業務: 販売事業部
- 2021.03.01
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材木屋の独り言 手板
春の足音が日毎に大きくなってきた昨今、皆様いかがお過ごしでしょうか?
久しぶりに手刻みの現場が始まりました。
最近主流になっている機械によるプレカット加工もいいのですが、工務店さんが自分で墨付けを行い、加工する手刻みも良いものです。
パッと見は機械でもできるんじゃないか?と思うような仕口なのですが、ちょっと一工夫してあったり、中々機械ではできない仕口にしてあったり、どういう風に加工するんだろう?と見ているだけでも何だかワクワクしてしまいます。
そんな難しい加工をしていく大工さん・・・さぞ複雑な図面があるのでは?と思ってしまうのですが、実際に使う図面は「 手 板 」と呼ばれる、平面の板に梁の組み合わせを書いてあるもののみ。
その手板の中には、柱の長さや梁の長さは記入されていないのですが、平面の図面を頭の中で立体に変換したり、規矩術や曲尺を駆使し、長さ・寸法を割り出し、墨付けを行い、仕口を加工していく・・・
そこで、ふと気づく・・・そうなんだよな~これが当たり前のことなんだよな~プレカットが出てきて、楽になったんだよな~
建築に限らず・・・なんでも機械出来るようになってきた昨今。その状況に浸かりすぎている今が「当たり前」なのではなく、「便利すぎる世の中になった」と捉えるべきなのでしょうね。
では、また次回!_____________________________
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氏名:野村明史
担当業務:販売事業部自己紹介:配送業務担当のサッカーマニアです。日本全国のサッカー場に出没中!